豪州:NSW州Hunter ValleyにおけるMount Pleasant、Narrabri、Ravensworthの3炭鉱、拡張計画や採掘計画で連邦政府の環境認可を取得
掲載日:2024年9月27日
9月24日付の地元メディアによると、NSW州Hunter Valleyにおける豪Whitehaven Coal社のNarrabri Stage 3拡張計画、豪MACH Energy社のMount Pleasant炭鉱最適化計画、豪Yancoal Australia社の100%子会社であるAshton Coal Operations社 が実施するRavensworth坑内採掘計画がそれぞれ、豪連邦政府の環境認可を取得したことが明らかになった。
同拡張計画及び同最適化計画は、前者が2019年9月、後者が2020年8月に同政府による環境審査の実施が決定されたが、QLD州の環境団体「Environment Council of Central Queensland(ECoCeO)」が、両計画で排出される温室効果ガス(GHG)が国家環境重要物Matters of National Environmental Significance (MNES)などに害を及ぼすとして訴訟に持ち込んだこと(2024年8月16日付:豪州連邦高等裁判所、NSW州のNarrabri炭鉱及びMount Pleasant炭鉱の開発計画に対する環境・水大臣の判断を誤りとする環境団体の上訴申請を却下https://coal.jogmec.go.jp/info/docs/240816_3.html参照 )などを背景に、審査期間が延長されていた。
また、Ravensworth炭鉱坑内採掘計画は、かつてGlencoreが操業し2014年以降から休止中(care and maintenance)の同炭鉱を坑内掘りでAshton Coal Operations社が採掘を再開するというものであり、マインライフは2032年12月までと試算されている。
同拡張計画及び同最適化計画は、前者が2019年9月、後者が2020年8月に同政府による環境審査の実施が決定されたが、QLD州の環境団体「Environment Council of Central Queensland(ECoCeO)」が、両計画で排出される温室効果ガス(GHG)が国家環境重要物Matters of National Environmental Significance (MNES)などに害を及ぼすとして訴訟に持ち込んだこと(2024年8月16日付:豪州連邦高等裁判所、NSW州のNarrabri炭鉱及びMount Pleasant炭鉱の開発計画に対する環境・水大臣の判断を誤りとする環境団体の上訴申請を却下https://coal.jogmec.go.jp/info/docs/240816_3.html参照 )などを背景に、審査期間が延長されていた。
また、Ravensworth炭鉱坑内採掘計画は、かつてGlencoreが操業し2014年以降から休止中(care and maintenance)の同炭鉱を坑内掘りでAshton Coal Operations社が採掘を再開するというものであり、マインライフは2032年12月までと試算されている。
(シドニー事務所 Whatmore 康子)
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