インド:インド政府、海外炭専焼石炭火力発電所を12月31日までフル稼働するよう指示

掲載日:2024年10月25日

10月16日付の地元報道によると、インド電力省は電力需要の増大を見込み、Tata Power、Adani Power、Vedantaなどの15の電力会社に対して、海外炭専焼石炭火力発電所のフル稼働義務を10月15日までとしていた期限を延長し12月31日まで延長する指示書を発した(2024年4月19日付:インド、電力需要の増加を見込んで石炭火力発電設備を増強https://coal.jogmec.go.jp/info/docs/240419_5.html参照)。
 
この命令は、電力消費量の伸びの鈍化と太陽光発電の増加により、9月には石炭火力発電量が2ヶ月連続で前年割れとなったにもかかわらず、発動された。
 
電力省のデータによると、インドの石炭火力発電量は、今年4月から9月までの上半期で、前年同期比5%増となった。
 

(石炭開発部 佐藤 譲)

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