インド:石炭省のGキシャン・レディ大臣、輸入石炭を削減するため、大手石炭会社CILに更なる生産性向上を促す
掲載日:2024年11月8日
11月4日付けの地元メディアによると、インドの国営石炭会社CIL(Coal India Limited)は最近設立50周年を迎えた。この式典でインド石炭省のGキシャン・レディ(Kishan Reddy)大臣は「高価な輸入石炭を削減するため、今後数年間で国内の石炭生産量を大幅に増やさなければならない」「石炭はインドにおいてその潜在能力を十分に発揮していない」と強調し、CILに更なる生産性の向上を促した。また、「石炭は今後数十年にわたってインドの中心的なエネルギー源で有り続けると考えられるが、同国は再生可能エネルギーにも多額の投資を行い、気候変動にも取り組んでいる」と付け加えた。
CILは1975年11月の設立以来目覚ましい成長を遂げ、生産量は1975/76年度の8,900万トンから2024年度末には8.7倍の7億7,360万トンと大幅に増加している。Gキシャン・レディ大臣は「火力発電所の石炭在庫は2024年10月28日時点で31.6百万トンに達したが、これは前年同時期の18.8百万トンと比較すると68%増の大幅な増加であり、主にCILの貢献によるものである」と付け加えた。
CILは1975年11月の設立以来目覚ましい成長を遂げ、生産量は1975/76年度の8,900万トンから2024年度末には8.7倍の7億7,360万トンと大幅に増加している。Gキシャン・レディ大臣は「火力発電所の石炭在庫は2024年10月28日時点で31.6百万トンに達したが、これは前年同時期の18.8百万トンと比較すると68%増の大幅な増加であり、主にCILの貢献によるものである」と付け加えた。
(石炭開発部 佐藤 譲)
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