インドネシア:インドネシアの2024年石炭生産量が生産目標を上回る

掲載日:2024年11月29日

2024年11月19日付地元報道によると、インドネシアの石炭生産量は2024年11月時点で7億1,137万トンに達しており政府が設定した2024年の生産目標7億1,000万トンを既に上回っている。2024年の最終実績は8億トン超となり、2023年生産実績の7億7,500万トン(2023年政府設定生産目標は6億9,450万トン)をも上回る見込みとなっている。

ESDM高官は国内石炭生産量の増加は供給過剰による石炭価格下落を引き起こす可能性があるものの、政府は石炭採掘事業者から提出された企業予算作業計画(RKAB)、生産動向を常に把握することで危機的な供給過剰問題が回避できるとしている。

インドネシア鉱業協会(IMA)の幹部は、2023年以降石炭価格の下落基調は続いているが、現時点では世界的に石炭需要は堅調に推移しており、採掘事業の経済性にも影響はないとみている。しかしながらインドネシア国内での石炭需要増に伴う石炭生産量増加や、エネルギー安全保障の観点から中国、インドで自国生産量を増産させる動きの影響から、世界的供給過剰懸念は2025年まで続くと懸念を表明している。

また、鉱業エネルギー法研究センター(Pushep)は、大量の石炭生産が環境に影響を与える懸念があるため、インドネシア政府は石炭採掘事業者の事業計画及び操業を適格に管理していく必要性があるとしている。

(ジャカルタ事務所)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

レポート一覧

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社から無償配布されているAdobe Readerプラグインが必要です。

ページの先頭へ