インド:大手石炭会社CIL、今後5年で新たに36か所の鉱山開発予定

掲載日:2024年12月6日

11月27日付の地元メディアによると、インド石炭省のG キシャン・レディ大臣は27日に連邦議会ラージャ・サバーに対する書面による回答で、大手石炭会社Coal India社(CIL)は今後5年間で新たに36か所の鉱山開発を予定している、と述べた。また、Singareni Collieries社(SCCL)は今後5年で新鉱区を7か所、NLC India社(NLC)は2鉱区を開発する予定であると語っている。同省は合計175の採掘ブロックを割り当てている。その中の65鉱区はすでに鉱山開発許可が下りており、うち54鉱区は現在操業中である。インドは2022年~2023年の8.93億トンに対し、2023年~2024年には9.98億トンの石炭を生産している、と同大臣は述べている。これらの鉱区はインドのさまざまな州および地域にまたがって位置している。
 
過去3年間および2024年10月まで各州で生産された石炭は以下の通り。

単位:百万トン

注:*暫定値
出所:インド石炭省

キシャン大臣は、鉱業プロジェクトが一般の人々の生活に与える影響について詳しく説明し、これらのプロジェクトは地元住民に直接・間接的な雇用を生み出し、プロジェクト周辺地域の社会・経済発展や、その地域のインフラ開発につながると述べた。


 

(石炭開発部 佐藤 譲)

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