南アフリカ:電源総合資源計画(IRP)改定案の公表
掲載日:2024年12月13日
11月20日付地元記事によると、政府は11月中に国家エネルギーの青写真に当たる電源総合資源計画(Integrated Resource Plan:IRP)改定を完了し、2025 年第1四半期末までに改定案を議会に提出する予定であると、ラモホパエネルギー・電力大臣が明らかにした。
IRPは2019年に初めて発表され、2024年1月に全面的に改訂され「IRP2023」として公表、パブリックコメントを求めていた。しかし「IRP2023」は、化石燃料に依存し過ぎという批判を受けてきた。この計画では安定した電力供給という基本目標の達成の可能性が低いと警告された。ラモホパ氏は20日記者会見で、政府は数十件の実質的な提案を受け取っており「これらの意見をこの計画に統合し、それが将来に向けた我々の取り組みの指針となるだろう」と述べた。
また、国立エネルギー開発研究所のティトゥス・マテ CEOは、説明会の場で、今回の計画は過去12カ月の出来事に基づくほぼ新たなIRPであり、「IRP2024」として発表される予定であると述べた。「最新のインプット想定と、Eskom等の組織からの追加データも取り入れている。Eskom のパフォーマンスは変化しているのでその全てが考慮されている」と述べた。
国営電力会社Eskom社は、発電とエネルギー供給の改善により、3月26日以降、計画停電を実施していない。
なお、ラモホパ氏は、新計画でも化石燃料は依然としてエネルギーミックスの一部として残るだろうとし、「電源ミックスにおける総合的な配分は電気を手頃な価格で提供できるようなものでなければならない」と語った。
IRPは2019年に初めて発表され、2024年1月に全面的に改訂され「IRP2023」として公表、パブリックコメントを求めていた。しかし「IRP2023」は、化石燃料に依存し過ぎという批判を受けてきた。この計画では安定した電力供給という基本目標の達成の可能性が低いと警告された。ラモホパ氏は20日記者会見で、政府は数十件の実質的な提案を受け取っており「これらの意見をこの計画に統合し、それが将来に向けた我々の取り組みの指針となるだろう」と述べた。
また、国立エネルギー開発研究所のティトゥス・マテ CEOは、説明会の場で、今回の計画は過去12カ月の出来事に基づくほぼ新たなIRPであり、「IRP2024」として発表される予定であると述べた。「最新のインプット想定と、Eskom等の組織からの追加データも取り入れている。Eskom のパフォーマンスは変化しているのでその全てが考慮されている」と述べた。
国営電力会社Eskom社は、発電とエネルギー供給の改善により、3月26日以降、計画停電を実施していない。
なお、ラモホパ氏は、新計画でも化石燃料は依然としてエネルギーミックスの一部として残るだろうとし、「電源ミックスにおける総合的な配分は電気を手頃な価格で提供できるようなものでなければならない」と語った。
(石炭開発部 宮崎 渉)
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