南アフリカ:Exxaro社、CEOを停職処分
掲載日:2024年12月13日
12月4日付地元記事によると、南アフリカ石炭企業大手Exxaro Resources(Exxaro社)は4日、ヨハネスブルグの取引所を通じ、ノンバサ・ツェングワ(Nombasa Tsengwa)CEOを、彼女の行為を巡る疑惑の調査が終了するまで予防的停職処分にするとの声明を発表した。これに伴い株価は5.2%下落し、10月2日以来の大幅下落となった。
今回の発表は、1日付で同社の内部告発者によるリーダーシップに関する申立て調査に向け法律事務所が任命されたとする地元報道に対応したものとなっている。同社は別の法律事務所に調査を依頼したと発表した。
ツェングワ氏は、石炭事業担当責任者を経て、2022年8月にExxaro初の女性CEOに就任し、また2024年6月には南アフリカ鉱物資源評議会の会長に選出されている。彼女の停職はExxaro社が石炭からの多角化を目指す中で発生した。2024会計年度に同社は化石燃料生産量が減少すると予想されており、昨年、Exxaro社は銅鉱山の買収失敗後、マンガンへの投資を検討していた。取締役会は、財務責任者のコッペシャール氏をCEO代行に任命したと発表した。
また、Exxaro社のジェフリー・ケナ会長は、取締役会は半年前の調査で無罪としていたが、最近の苦情に係る新たな情報が浮上しており、これはツッェングワ氏の停職に値すると述べた。
法律事務所が実施する調査は完了までに数か月かかる可能性があるが、詐欺の可能性については調査されていない。
地元紙の匿名インタビューで元幹部と現幹部が語った内容によると、ツェングワ氏は恐怖の文化を作り出したと主張、Exxaroの石炭収入への過度の依存を減らすため、マンガンを含むグリーンメタルへの多角化を目指すグループ戦略の実行が遅いことを嘆いたという。
今回の発表は、1日付で同社の内部告発者によるリーダーシップに関する申立て調査に向け法律事務所が任命されたとする地元報道に対応したものとなっている。同社は別の法律事務所に調査を依頼したと発表した。
ツェングワ氏は、石炭事業担当責任者を経て、2022年8月にExxaro初の女性CEOに就任し、また2024年6月には南アフリカ鉱物資源評議会の会長に選出されている。彼女の停職はExxaro社が石炭からの多角化を目指す中で発生した。2024会計年度に同社は化石燃料生産量が減少すると予想されており、昨年、Exxaro社は銅鉱山の買収失敗後、マンガンへの投資を検討していた。取締役会は、財務責任者のコッペシャール氏をCEO代行に任命したと発表した。
また、Exxaro社のジェフリー・ケナ会長は、取締役会は半年前の調査で無罪としていたが、最近の苦情に係る新たな情報が浮上しており、これはツッェングワ氏の停職に値すると述べた。
法律事務所が実施する調査は完了までに数か月かかる可能性があるが、詐欺の可能性については調査されていない。
地元紙の匿名インタビューで元幹部と現幹部が語った内容によると、ツェングワ氏は恐怖の文化を作り出したと主張、Exxaroの石炭収入への過度の依存を減らすため、マンガンを含むグリーンメタルへの多角化を目指すグループ戦略の実行が遅いことを嘆いたという。
(石炭開発部 宮崎 渉)
おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。