インド:インド、低灰分冶金用コークスの特定の国からの輸入数量を制限

掲載日:2025年1月17日

12月27日付けの地元メディアによると、インド政府は、このほど発表した通達により、2025年1月1日から6月30日までの6か月間、低灰分冶金用コークスの特定の国からの輸入数量を制限すると発表した。これら数量制限は、インドネシア、豪州、中国、コロンビア、日本、ポーランド、カタール、ロシア、シンガポール、スイス、英国など特定の国からの輸入が対象となる。

この措置は、2024年4月の貿易救済総局(DGTR)の勧告に従ったものである。また外国貿易総局(DGFT)は、低灰分冶金用コークスの輸入は、2025年1月1日から2025年6月30日までの6か月間、国別の数量制限の対象となることを認めた。輸入は、DGFTが指定した国々に対して発行された輸入許可証がある場合のみ許可される。ただし、高灰分コークス(18%超)は、これら制限の対象外となる。
この規制は、2025年1月~3月および4月~6月の2四半期の輸入に適用される。数量制限は2025年6月30日に自動的に終了する。
<注記>
貿易救済総局(DGTR:Directorate General of Trade Remedies):アンチダンピング、セーフガード措置など貿易救済措置を管理する商工省の下部組織
外国貿易総局(DGFT:Directorate General of Foreign Trade):外国貿易の規制と促進の役割を担う商工省の下部組織

(石炭開発部 佐藤 譲)

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