ロシア:新たにKuzbassrazrezugolやRussian Coalが米国制裁リスト入り
掲載日:2025年1月17日
1月10日公表された米国財務省外国資産管理室(OFAC)の制裁リスト(SDNリスト)によると、ロシア大手石炭生産会社であるKuzbassrazrezugol(KRU)、Russian Coal及びKolmar社がサハ共和国に保有するInaglinskiyとDenisovskiy選炭コンビナートが新たに制裁対象として加えられることとなった。
SDNリスト入りした具体的企業名は以下の通りで、KRUとRussian Coalの子会社・関係会社も含まれている。この内、海外にも石炭を供給しているのはKRUのみとされている。現地紙によると、現時点でSDNリストに含まれる企業は、ロシア石炭生産の半分以上にあたり、ロシア石炭企業にとって2025年は輸出価格の低下、中国の輸入関税導入、米国による制裁により、2024年より困難な年になるだろうと予想されている。一方で、今回のSDNリスト入りについては、以前から準備はできており、制裁圧力よりも石炭の国際価格の低下とロシア鉄道の問題がより深刻な課題だと専門家は伝えている。同時にロシアの石炭輸出を担う極東Sukhodol港等の港湾施設もSDNリスト入りしている。
◎Kuzbassrazrezugol(KRU)
・Kuzbassrazresugol Vzryvprom(KRUに発破を供給する企業)
・SKIF(KRU子会社)
・KRU Overseas Limited(KRU子会社)
・TPK SIB(Vzryvprom子会社)
・Taldinskoye(KRUの鉄道輸送を担当)
・Kiselevskoye(同上)
◎Russian Coal
・Amuruugol(Russian Coal関連会社)
・Krasnoyarskkraiugol(同上)
・Razrez Kirbinski(同上)
・RazresStepnoi(同上)
◎Mining and Coal Preparation Complex Inaglinskiy
◎Mining and Coal Preparation Complex Denisovskiy
SDNリスト入りした具体的企業名は以下の通りで、KRUとRussian Coalの子会社・関係会社も含まれている。この内、海外にも石炭を供給しているのはKRUのみとされている。現地紙によると、現時点でSDNリストに含まれる企業は、ロシア石炭生産の半分以上にあたり、ロシア石炭企業にとって2025年は輸出価格の低下、中国の輸入関税導入、米国による制裁により、2024年より困難な年になるだろうと予想されている。一方で、今回のSDNリスト入りについては、以前から準備はできており、制裁圧力よりも石炭の国際価格の低下とロシア鉄道の問題がより深刻な課題だと専門家は伝えている。同時にロシアの石炭輸出を担う極東Sukhodol港等の港湾施設もSDNリスト入りしている。
◎Kuzbassrazrezugol(KRU)
・Kuzbassrazresugol Vzryvprom(KRUに発破を供給する企業)
・SKIF(KRU子会社)
・KRU Overseas Limited(KRU子会社)
・TPK SIB(Vzryvprom子会社)
・Taldinskoye(KRUの鉄道輸送を担当)
・Kiselevskoye(同上)
◎Russian Coal
・Amuruugol(Russian Coal関連会社)
・Krasnoyarskkraiugol(同上)
・Razrez Kirbinski(同上)
・RazresStepnoi(同上)
◎Mining and Coal Preparation Complex Inaglinskiy
◎Mining and Coal Preparation Complex Denisovskiy
(石炭開発部 栗林 聖一)
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