ドイツ:Steag社、トルコの石炭火力発電所売却を検討
掲載日:2025年2月28日
2月18日付地元報道によると、ドイツ電力会社Steag社は石炭火力段階的廃止を進める中で、トルコにある同社最大の石炭火力発電所売却を検討しているという。
Steag社とその所有者のスペイン投資会社のAstelion社は、トルコ南部で1,320MWの発電能力を盛るSugozu石炭火力発電所を運営するトルコ企業Isken社の株式51%の売却を予定している。Iskenの残り49%はトルコ軍人年金基金OYAKのエネルギー部門が所有している。Sugozu発電所はトルコの電力消費の3%を賄っている。
関係者によるとオファーの金額は6億ドル程度となると見込まれるが、プロセスは初期段階にあり、取引が行われる保証はないという。
Steag社は10年以内に石炭火力発電から撤退する計画となっている。一方、トルコは2035年までに21.1GWから24.3GWに発電容量を増強するエネルギー戦略を掲げ、その一環として石炭火力発電の利用拡大を見込んでいる。2024年にはトルコはドイツを抜いて欧州最大の石炭火力発電国となっている。
Steag社とその所有者のスペイン投資会社のAstelion社は、トルコ南部で1,320MWの発電能力を盛るSugozu石炭火力発電所を運営するトルコ企業Isken社の株式51%の売却を予定している。Iskenの残り49%はトルコ軍人年金基金OYAKのエネルギー部門が所有している。Sugozu発電所はトルコの電力消費の3%を賄っている。
関係者によるとオファーの金額は6億ドル程度となると見込まれるが、プロセスは初期段階にあり、取引が行われる保証はないという。
Steag社は10年以内に石炭火力発電から撤退する計画となっている。一方、トルコは2035年までに21.1GWから24.3GWに発電容量を増強するエネルギー戦略を掲げ、その一環として石炭火力発電の利用拡大を見込んでいる。2024年にはトルコはドイツを抜いて欧州最大の石炭火力発電国となっている。
(石炭開発部 宮崎 渉)
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