豪州:QLD州政府、5か年エネルギー計画「Energy Roadmap」を年内策定へ
掲載日:2025年4月11日
QLD州政府は、2025年4月9日付のメディアリリースで、同政府のエネルギー5か年計画「Energy Roadmap」を2025年末までに策定することを発表した。
QLD州のDavid Janetzki財務兼エネルギー大臣は、同計画について「イデオロギーではなく、経済学と工学に基づき、QLD州政府の収支改善、電力の安定供給、発電能力の大幅な拡大を実現するものになる」と述べた。具体的には、2024/2025年度に政府運営の石炭火力発電所を対象とした総額14億豪ドルのメンテナンス費用保証枠「Electricity Maintenance Guarantee」から総額4億豪ドル以上を支出し、Tarong発電所やCallide発電所の改修に充てると共に、Callide発電所については2028年とされる操業停止期限の延長も検討される模様である。
また、Janetzki大臣は、前政権が掲げていた「2035年までにQLD州の温室効果ガス(GHG)排出量を2005年比で75%削減する」という目標を見直す意向を示している。
QLD州のDavid Janetzki財務兼エネルギー大臣は、同計画について「イデオロギーではなく、経済学と工学に基づき、QLD州政府の収支改善、電力の安定供給、発電能力の大幅な拡大を実現するものになる」と述べた。具体的には、2024/2025年度に政府運営の石炭火力発電所を対象とした総額14億豪ドルのメンテナンス費用保証枠「Electricity Maintenance Guarantee」から総額4億豪ドル以上を支出し、Tarong発電所やCallide発電所の改修に充てると共に、Callide発電所については2028年とされる操業停止期限の延長も検討される模様である。
また、Janetzki大臣は、前政権が掲げていた「2035年までにQLD州の温室効果ガス(GHG)排出量を2005年比で75%削減する」という目標を見直す意向を示している。
(シドニー事務所 Whatmore康子)
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