インドネシア:エネルギー・鉱物資源省、石炭産業における下流事業の実施を義務付ける石炭企業7社を公表
掲載日:2025年5月16日
2025年5月6日付地元報道によると、エネルギー・鉱物資源省(ESDM)は、石炭産業における付加価値を高めるための下流事業の実施を義務付ける石炭企業7社を明らかにした。ESDMの鉱物・石炭局長は「下流事業実施義務は、石炭鉱業事業契約(PKP2B)保有事業者の事業継続実施のために、すでに特別鉱業事業許可(IUPK)を取得している企業を対象としている」と述べた。
しかし、ESDMは現時点で石炭下流事業実施を実現するには多くの問題があり、問題解決のために事業関係者と協議を行なっている。障害となっている問題の一部は汚職撲滅委員会(KPK)により調査の対象となっている。下流事業が義務付けられる対象企業は、PT Arutmin Indonesia、PT Kaltim Prima Coal (KPC)、PT Adaro Andalan Indonesia (AADI)、PT Kideco Jaya Agung,、PT Multi Harapan Utama (MHU)、PT Tanito Harum、PT Berau Coalの7社。一方、インドネシアの国営石炭採掘企業であるPT Bukit Asam (PTBA)は既に鉱業許可(IUP)を取得しており、下流事業の実施は義務付けられていない。
しかし、ESDMは現時点で石炭下流事業実施を実現するには多くの問題があり、問題解決のために事業関係者と協議を行なっている。障害となっている問題の一部は汚職撲滅委員会(KPK)により調査の対象となっている。下流事業が義務付けられる対象企業は、PT Arutmin Indonesia、PT Kaltim Prima Coal (KPC)、PT Adaro Andalan Indonesia (AADI)、PT Kideco Jaya Agung,、PT Multi Harapan Utama (MHU)、PT Tanito Harum、PT Berau Coalの7社。一方、インドネシアの国営石炭採掘企業であるPT Bukit Asam (PTBA)は既に鉱業許可(IUP)を取得しており、下流事業の実施は義務付けられていない。
(ジャカルタ事務所)
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