キルギス:キルギス政府、石炭輸出の一時禁止を提案
掲載日:2025年5月16日
5月12日付地元報道によると、キルギス閣僚会議は、道路輸送による石炭の輸出(中国、イルケシュタム、トルガルトの道路検問所を除く)を6か月間禁止する提案する決議案を公開討論に付した。この禁止措置はユーラシア経済連合(EAEU)コード2701及び2702に分類される固形燃料・石炭に適用されるが、国境検問所を通過して石炭輸出を行う国営企業キルギスコムール(Kyrgyzkomour)には適用されない。
この決議案の背景には、特に秋から冬にかけての国内市場における固形燃料の潜在的な不足を防ぐこと、また国民向けの石炭価格抑制し規制することであるとされる。
閣僚会議によると、キルギスコムールは固形燃料を市場平均価格よりも大幅に上回る価格で輸出している。例えば、2024年の平均コストが6,960ソム/トンだったが、総輸出量の平均輸出価格は4,494ソム/トンであった。
政府関係者は、石炭輸出禁止によって、密輸や不当な価格下落を防ぎ、輸出される固形燃料の量、コスト、銘柄の透明性を確保し、共和国予算への税金と関税の支払いを全額受領できるようになると確信している。
統計によると、2023年から2025年第1四半期までにキルギスコムールはウズベキスタンとカザフスタンに44万2000トン以上の石炭を輸出し、総額は28億ソムを超えた。
この決議案の背景には、特に秋から冬にかけての国内市場における固形燃料の潜在的な不足を防ぐこと、また国民向けの石炭価格抑制し規制することであるとされる。
閣僚会議によると、キルギスコムールは固形燃料を市場平均価格よりも大幅に上回る価格で輸出している。例えば、2024年の平均コストが6,960ソム/トンだったが、総輸出量の平均輸出価格は4,494ソム/トンであった。
政府関係者は、石炭輸出禁止によって、密輸や不当な価格下落を防ぎ、輸出される固形燃料の量、コスト、銘柄の透明性を確保し、共和国予算への税金と関税の支払いを全額受領できるようになると確信している。
統計によると、2023年から2025年第1四半期までにキルギスコムールはウズベキスタンとカザフスタンに44万2000トン以上の石炭を輸出し、総額は28億ソムを超えた。
(石炭開発部 宮崎 渉)
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