インドネシア:石炭取引業者、インドネシアのローカル指標が市場価格を歪めると苦言
掲載日:2025年6月6日
5月27日付け現地報道によると、インドネシア産石炭の国際取引において主に参照されているインドネシア石炭指数(Indonesia Coal Index : ICI)に対して、一部の取引業者から本来の市場価格よりも高い水準に引き上げられているとして不満の声が上がっている。
ICIは2006年にインドネシアの鉱業会社、電力会社、石炭生産会社の出資を受け、インドネシア石炭鉱業協会(APBI)の主導により設立されたPT Coalindo Energy(Coalindo社)と英国に本社を置く独立系情報機関Argus Media Ltd(Argus社)の両社の価格指標に基づいて算出され、Argus社が公表している。不満を抱く取引業者は、Coalindo社はインドネシアの供給者側の団体であり、同社が提示する価格がArgus社よりも高く、指標の公平性に疑問があるとしている。
ICIは2006年にインドネシアの鉱業会社、電力会社、石炭生産会社の出資を受け、インドネシア石炭鉱業協会(APBI)の主導により設立されたPT Coalindo Energy(Coalindo社)と英国に本社を置く独立系情報機関Argus Media Ltd(Argus社)の両社の価格指標に基づいて算出され、Argus社が公表している。不満を抱く取引業者は、Coalindo社はインドネシアの供給者側の団体であり、同社が提示する価格がArgus社よりも高く、指標の公平性に疑問があるとしている。
(ジャカルタ事務所)
おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。