台湾:台湾の原子力発電所の閉鎖後、石炭火力とガス火力を予備電源として稼働
掲載日:2025年6月13日
地元メディアによると、台湾電力は、同国で唯一稼働していた原子力発電所を永久閉鎖した(2025年5月23日付:台湾の最後の原子力発電所が永久閉鎖へhttps://coal.jogmec.go.jp/info/docs/250523_2.html参照)が、国営の台湾電力は、深刻な電力不足の際に電力供給を維持するために、石炭とガスを燃料とする発電機のバックアップに目を向けている。
台湾電力は、髙雄市のHsinta発電所で2基の石炭系発電装置を近くの大林発電所でガス発電の装置を稼働させており、議員や環境団体から批判を浴びている。これらの発電機は、正式な運転許可がなく緊急時にのみに稼働している。
台湾電力によると、緊急ユニットの使用は1年当たり30日で合法的に上限が定められて、全ての排出は、これまで規制限度内に留まっていると説明している。
台湾電力は、髙雄市のHsinta発電所で2基の石炭系発電装置を近くの大林発電所でガス発電の装置を稼働させており、議員や環境団体から批判を浴びている。これらの発電機は、正式な運転許可がなく緊急時にのみに稼働している。
台湾電力によると、緊急ユニットの使用は1年当たり30日で合法的に上限が定められて、全ての排出は、これまで規制限度内に留まっていると説明している。
(石炭開発部 中塚 英信)
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