米国:EIA短期エネルギー見通し: 2025年7月分(石炭)
掲載日:2025年7月18日
7月8日、米国エネルギー省エネルギー情報局(U.S. Energy Information Administration: EIA)が月例の短期エネルギー見通し(Short Term Energy Outlook: STEO)を発表した。7月公表のSTEOにおける米国の石炭に係る主な見通しの概要は以下の通りである。
今次STEOでは、2025年の石炭消費量は生産量を上回り、結果として石炭在庫が減少することになると予測する。今年6月1日時点の電力部門における石炭在庫量は、主に第一四半期に例年を上回る使用となったことで、前年同時期比で12%減となる、1億2,400万ショートトン(124 MMst)となった。第一四半期の電力部門における石炭消費量は1億900万ショートトン(109MMst)となり、前年同時期比20%の増加となった。
今年6月、国内の各地で例年を上回る暑さとなったことにより、冷房用の電力需要が拡大し、石炭火力由来の発電量は、前年同月比で若干上昇した。だが米国海洋大気庁(National Oceanic and Atmospheric Administration)は、今年の7月の気温は昨年ほどには上昇しないと見ていることから、同月の電力部門における石炭消費量は前年より低い水準に留まり、6月の消費量増加分は相殺されると予測している。
2025年夏季の石炭生産量及び消費量は、共に概ね昨年同様となると目されるが、海外への輸出量の減少により、在庫からの取り崩しは抑えられると見ている。本STEOでは、2025年夏季の国内の石炭在庫からの取り崩しは800万ショートトン(8 MMst)となり、9月末時点での在庫量は1億1,600万ショートトン(116 MMst)となると予測する。尚、昨年同期間の引き出し量は、1,700万ショートトン(17 MMst)であった。
今次STEOでは、2026年の石炭消費量は2025年比で6%減となるものの、生産量が同9%減少することで、同年には在庫が再び減少することになると予測している。

出所:U.S. EIA 「Short Term Energy Outlook July 2025」
図1米国の石炭需給(青・緑)および電力用在庫量(橙・赤)の
2023年から2026年の月別推移と予測(単位:100万ショートトン)
今次STEOでは、2025年の石炭消費量は生産量を上回り、結果として石炭在庫が減少することになると予測する。今年6月1日時点の電力部門における石炭在庫量は、主に第一四半期に例年を上回る使用となったことで、前年同時期比で12%減となる、1億2,400万ショートトン(124 MMst)となった。第一四半期の電力部門における石炭消費量は1億900万ショートトン(109MMst)となり、前年同時期比20%の増加となった。
今年6月、国内の各地で例年を上回る暑さとなったことにより、冷房用の電力需要が拡大し、石炭火力由来の発電量は、前年同月比で若干上昇した。だが米国海洋大気庁(National Oceanic and Atmospheric Administration)は、今年の7月の気温は昨年ほどには上昇しないと見ていることから、同月の電力部門における石炭消費量は前年より低い水準に留まり、6月の消費量増加分は相殺されると予測している。
2025年夏季の石炭生産量及び消費量は、共に概ね昨年同様となると目されるが、海外への輸出量の減少により、在庫からの取り崩しは抑えられると見ている。本STEOでは、2025年夏季の国内の石炭在庫からの取り崩しは800万ショートトン(8 MMst)となり、9月末時点での在庫量は1億1,600万ショートトン(116 MMst)となると予測する。尚、昨年同期間の引き出し量は、1,700万ショートトン(17 MMst)であった。
今次STEOでは、2026年の石炭消費量は2025年比で6%減となるものの、生産量が同9%減少することで、同年には在庫が再び減少することになると予測している。

出所:U.S. EIA 「Short Term Energy Outlook July 2025」
図1米国の石炭需給(青・緑)および電力用在庫量(橙・赤)の
2023年から2026年の月別推移と予測(単位:100万ショートトン)
(ワシントン事務所 三澤 律子)
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