モンゴル:モンゴル、42年ぶりの大型石炭火力発電所建設へ
掲載日:2025年10月31日
10月24日、地元メディアによると、モンゴル政府は、カンボジア企業Mitime Internationalと、ウランバートル市に第5火力発電所を建設する契約を締結した。同国で新たな大規模石炭火力発電所が建設されるのは、1983年に第4火力発電所が稼働して以来42年ぶりとなる。
モンゴルの電力需要は年平均14%のペースで増加しており、冬季のピーク時には1,800メガワットに達する。国際金融公社(IFC)の支援でBaganuur地域に50メガワット規模のバッテリー蓄電施設を短期間で完成させた。
官民連携で第5火力発電所を建設することは、今後の大型プロジェクトのモデルケースとなり、モンゴルのエネルギー逼迫の解消へ繋がるとみられる。
<プロジェクト概要>
所在地:Ulaanbaatar市 Bayangol区
稼働予定:2028年
出力:電力300メガワット
事業形態:官民パートナーシップ方式
総投資額:6億5,860万米ドル(民間80%、Ulaanbaatar市20%を段階的に負担)
発電所の効果と意義:
約10万世帯と企業に電力供給
建設中に1,600人以上の雇用を創出、稼働後も369人の常勤雇用を確保
CFB(循環流動層燃焼)技術で年間22億キロワット時の電力と480万GJの熱を生産
電力系統の安定化と輸入電力依存の軽減に寄与
モンゴルの電力需要は年平均14%のペースで増加しており、冬季のピーク時には1,800メガワットに達する。国際金融公社(IFC)の支援でBaganuur地域に50メガワット規模のバッテリー蓄電施設を短期間で完成させた。
官民連携で第5火力発電所を建設することは、今後の大型プロジェクトのモデルケースとなり、モンゴルのエネルギー逼迫の解消へ繋がるとみられる。
<プロジェクト概要>
所在地:Ulaanbaatar市 Bayangol区
稼働予定:2028年
出力:電力300メガワット
事業形態:官民パートナーシップ方式
総投資額:6億5,860万米ドル(民間80%、Ulaanbaatar市20%を段階的に負担)
発電所の効果と意義:
約10万世帯と企業に電力供給
建設中に1,600人以上の雇用を創出、稼働後も369人の常勤雇用を確保
CFB(循環流動層燃焼)技術で年間22億キロワット時の電力と480万GJの熱を生産
電力系統の安定化と輸入電力依存の軽減に寄与
(石炭開発部 中塚 英信)
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