インドネシア:南スマトラ州、2026年1月から鉱山車両の一般道路通行を全面禁止

掲載日:2026年1月9日

2025年12月22日付地元報道によると、南スマトラ州政府は、2026年1月1日から、鉱山車両が一般道路を通行することを禁止すると発表した。今後、鉱山関連車両は専用の鉱山道路(専用レーン)を使用することが義務付けられる。南スマトラ州運輸局は、違反が確認された場合には制裁を科す用意があるとしている。同州運輸局長は、重機および鉱山車両の一般道路通行禁止については、南スマトラ州知事指示書第500.11-004/INSTRUKSI/DISHUB/2025号に明確に規定されていると説明した。

同指示書では、石炭輸送および重機の移動は、2026年1月1日以降、すべて専用鉱山道路を使用し、一般道路を利用してはならないことが明記されている。州政府当局は、石炭輸送や重機移動のために依然として一般道路を使用する鉱山会社に対し、今後はいかなる猶予も与えないと断言している。

石炭輸送トラックや重機が一般道路を走行してはならないことは法律で明確に定められており、違反が続く場合には、鉱物・石炭採掘法(鉱業法)に基づき厳正に対処する方針である。また同局長は、一般道路を通行し続けている石炭輸送車両や重機の監視に関し、市民が積極的に参加するよう協力を要請した。現在も、道路の損傷や交通渋滞を顧みず、石炭輸送や重機輸送が一般道路を使用している事例が見られることから、市民に対して監視への協力を呼びかけている。

公共政策の専門家も、これらの規制に違反する鉱山会社に対して、州政府がこれ以上寛容な対応を取る理由はないと指摘している。これまでの規制執行は弱く、違反が事実上黙認されているかのような印象を市民に与えてきたとの見方も示された。一方で、市民に対して過度な憶測に走らないよう注意を呼びかける必要があるとも指摘されている。政府は、直面している課題や今後の対応策を明確に説明する必要があり、断固とした対応と透明性が確保されなければ、市民の疑問は解消されず、根拠のない噂や憶測が拡大し続ける可能性があるとしている。

(ジャカルタ事務所)

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