ロシア:2012年ロシア石炭生産、輸出実績

掲載日:2013年2月14日

2013年1月9日付現地メディアは、2012年ロシアの石炭生産及び輸出実績について、国営燃料エネルギー産業中央管理局が発表したデータを掲載している。概要は以下の通り。

石炭生産量:前年比4.7%増の3億5,268.8万t。
石炭輸出量:19%増の1億2,686.2万t、うちコークス用炭が36.5%増の1,291万t。アジア太平洋地域諸国への石炭輸出は29%増の1,473.9万t、うちコークス用炭が0.8%増の189.8万t。

また、ロシア最大の石炭企業 SUEK は、1月29日に2012年業績を発表。石炭生産量が前年比6%増の9,750万t、販売量が3%増の9,180万t、輸出が20%増3,600万tだった。主要輸出先は、韓国、英国、中国、日本、台湾、ポーランド、イスラエル、ドイツとしている。
石炭生産ロシア第2位の Kuzbassrazrezugol は、1月22日、2012年の石炭生産量が約4,550万tだったと発表、前年比3.3%減ながら計画通りの結果であるとしている。うち、コークス用炭生産は570万tで、前年実績500万tを超えている。一方、輸出は10%増の結果で、2,500万t強。
なお、1月14日付カザフスタン現地メディアは、同国統計局のデータとして、2012年カザフスタンでの石炭(Coal Concentrate 含む)生産は1億2,051.1万tで、前年比3.5%増だったことを報道している。

(モスクワ 屋敷真理子)

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