ロシア:チムチェンコ氏、極東石炭投資を拡大

掲載日:2013年2月14日

2013年1月23日付現地報道によれば、ロシアの石炭会社 Kolmar 社(サハ共和国)の CEO チューリン氏は、今後7年間で13億 USD を投じ、現在200万tである生産量を2013~2015年に300万t、2020年までに1,200万tに増産させる計画であると明らかにした。 Kolmar 社株60%は、プーチン大統領に近いとされるチムチェンコ氏が石油商社 Gunvor 及び投資ファンド Volga Resources を通じて所有している。チューリン氏によれば、同社の生産拠点はサハ共和国にあり、現在石炭生産の中心となっている西シベリアよりも、太平洋沿岸に2,500km ほど近いことは、生産コストよりも輸送コストがネックとなっているロシア石炭産業において、同社の強み。同氏はまた、同社戦略として、中国、日本、韓国、おそらくインド向けにも供給を拡大する意向であると述べている。

(モスクワ 屋敷真理子)

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