ロシア:ロシア~北朝鮮鉄道、開通式典
掲載日:2013年10月31日
ロシア:ロシア~北朝鮮鉄道、開通式典 (PDF : 126KB)
ロシアのハサンから北朝鮮・羅津港までの鉄道の改修工事が完了し、9月22日に開通式典が行われた。ハサンはシベリア鉄道につながっており、羅津港の計画処理能力は400万t。
2009年に設立された合弁会社 Razhin KonTrans(ロシア鉄道傘下 RZD 商社 :70%、羅津港 :30%)が豆満江~羅津区間の49年間の借用権を取得し、アジアと欧州をロシア経由で結ぶ物流ルートを目指す。
ロシア鉄道のヤクーニン社長によれば、鉄道改修には55億ルーブル、ターミナル建設に35億ルーブルを投じ、石炭輸送だけではなく、より利益率の高いコンテナ輸送に期待している、とのこと。
当初ロシア鉄道では、主に韓国からのコンテナ10万 TEU までの輸送をシベリア鉄道に誘致したい考えだったが、情報筋によれば、南北朝鮮の関係悪化が悪影響し、今のところ期待できるのは石炭輸送のみである見込み。自前の港湾施設を保有する大手石炭企業ではなく、中小規模の石炭企業が羅津港利用に関心を持つ可能性がある。
2009年に設立された合弁会社 Razhin KonTrans(ロシア鉄道傘下 RZD 商社 :70%、羅津港 :30%)が豆満江~羅津区間の49年間の借用権を取得し、アジアと欧州をロシア経由で結ぶ物流ルートを目指す。
ロシア鉄道のヤクーニン社長によれば、鉄道改修には55億ルーブル、ターミナル建設に35億ルーブルを投じ、石炭輸送だけではなく、より利益率の高いコンテナ輸送に期待している、とのこと。
当初ロシア鉄道では、主に韓国からのコンテナ10万 TEU までの輸送をシベリア鉄道に誘致したい考えだったが、情報筋によれば、南北朝鮮の関係悪化が悪影響し、今のところ期待できるのは石炭輸送のみである見込み。自前の港湾施設を保有する大手石炭企業ではなく、中小規模の石炭企業が羅津港利用に関心を持つ可能性がある。
(モスクワ 屋敷真理子)
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