ロシア:石炭鉄道輸送情報
掲載日:2013年12月26日
現地報道をもとに、最近の石炭鉄道輸送情報を紹介する。
- 西シベリア鉄道は2013年1~10月、クズバスからの1億6,290万t(前年比2.3%増)の石炭を搬送した。これにより、クズバス地域の貯炭量は300万t縮小したとのこと。
- ユジノサハリンスクで行われた会議で極東鉄道の代表者が、極東の港への鉱物資源鉄道輸送量が2020年に向けて、2倍の1億1,300万tに増加するとの見通しを述べた。これは2012年実績比で、5,500万tの増加を意味する。エリガ炭田及びエレゲスト炭田から大規模な輸送量が予測され、ワニノ港向けの輸送量合計が年間2,400万tに達する可能性があるとのこと。
- ロシア鉄道東部(東シベリア鉄道、極東鉄道、ザバイカリエ鉄道)では、3,700kmにおいて輸送処理能力が不足しており、5,620億RUB(うち3,020億RUBをロシア鉄道が出資)をかけてシベリア横断鉄道及び BAM 鉄道のインフラ強化が行われる予定。約500kmの幹線及び47の駅・退避駅の建設などが計画されている。
- 西シベリア鉄道は2013年1~10月、クズバスからの1億6,290万t(前年比2.3%増)の石炭を搬送した。これにより、クズバス地域の貯炭量は300万t縮小したとのこと。
- ユジノサハリンスクで行われた会議で極東鉄道の代表者が、極東の港への鉱物資源鉄道輸送量が2020年に向けて、2倍の1億1,300万tに増加するとの見通しを述べた。これは2012年実績比で、5,500万tの増加を意味する。エリガ炭田及びエレゲスト炭田から大規模な輸送量が予測され、ワニノ港向けの輸送量合計が年間2,400万tに達する可能性があるとのこと。
- ロシア鉄道東部(東シベリア鉄道、極東鉄道、ザバイカリエ鉄道)では、3,700kmにおいて輸送処理能力が不足しており、5,620億RUB(うち3,020億RUBをロシア鉄道が出資)をかけてシベリア横断鉄道及び BAM 鉄道のインフラ強化が行われる予定。約500kmの幹線及び47の駅・退避駅の建設などが計画されている。
(モスクワ 屋敷真理子)
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