ロシア:エレゲスト炭鉱開発関連情報
掲載日:2014年2月20日
ロシア:エレゲスト炭鉱開発関連情報 (PDF : 132KB)
12月末の現地報道によれば、エレゲスト炭鉱を開発する Tuva Energy & Industrial Corporation(TEPK)の会長を務めるバイサーロフ氏が、 Stroygazconsulting(注1)のシェア30%を同社のマナシル社長から買収した(同社長は51%以上を維持)とのこと。 TEPKはエレゲスト~クィズィル~クラギノ間の鉄道支線410kmの建設を必要としているが、バイサーロフ氏は、こういった作業を受注できる会社はロシアには少なく、ヤマル LNG プロジェクトでの作業員及び機械の転用ができる Stroygazconsulting のシェアを獲得することにより、鉄道の建設と費用をコントロールすることが可能となる、としている。
買収価格については公開されていないが、情報筋によれば、 Stroygazconsulting は160億USDと評価され、30%シェアが48億USDほどの価格となった可能性がある。
Stroygazconsulting は古くから Gazprom の最大のサブコンとして活動としてきたが、近年、 Gazprom 以外からの受注にも力を入れており、昨年はモスクワ市地下鉄建設の作業を受注した。
1月10日の報道によれば、 Vostokservice 社が Stroygazconsulting のシェア14.5%を取得したことが、 SPARK Interfax 社のデータベースで確認されたとのこと。 Vostokservice社のミチェエフ社長は 、エレゲスト開発において鉄道建設を担当する Elegestskie Magistrali の社長を兼任していることから、 Vostokservice 社もバイサーロフ氏の関連会社とみられている。
(注1)Stroygazconsulting は、ロシア最大の建設ホールディング会社で、石油ガスコンデンセート田のインフラ整備、コンプレッサーステーション・パイプライン幹線・自動車道路・鉄道・陸橋等の建設や、建設資材の生産を行う。
買収価格については公開されていないが、情報筋によれば、 Stroygazconsulting は160億USDと評価され、30%シェアが48億USDほどの価格となった可能性がある。
Stroygazconsulting は古くから Gazprom の最大のサブコンとして活動としてきたが、近年、 Gazprom 以外からの受注にも力を入れており、昨年はモスクワ市地下鉄建設の作業を受注した。
1月10日の報道によれば、 Vostokservice 社が Stroygazconsulting のシェア14.5%を取得したことが、 SPARK Interfax 社のデータベースで確認されたとのこと。 Vostokservice社のミチェエフ社長は 、エレゲスト開発において鉄道建設を担当する Elegestskie Magistrali の社長を兼任していることから、 Vostokservice 社もバイサーロフ氏の関連会社とみられている。
(注1)Stroygazconsulting は、ロシア最大の建設ホールディング会社で、石油ガスコンデンセート田のインフラ整備、コンプレッサーステーション・パイプライン幹線・自動車道路・鉄道・陸橋等の建設や、建設資材の生産を行う。
(モスクワ 屋敷真理子)
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