ロシア:TEPK、クズィル~クルガノ鉄道支線、この夏建設開始へ

掲載日:2014年4月3日

ロシア:TEPK、クズィル~クルガノ鉄道支線、この夏建設開始へ (PDF : 124KB)

現地報道によれば、 Tuva Energy & Industrial Corporation(TEPK)のバイサーロフ会長は、クズィル~クルガノ鉄道支線建設の資金手当てに関して、現在ロシア政府、対外経済銀行、 Sberbank と協議中であるとした。 TEPK の提案によれば、総額2億RUBを超えるとされる費用について、25%は TEPK 及び他関連会社の自己資金、35%は銀行借り入れ、40%は国からの出資。同会長は、国からの出資については政府次第、50%もありうる、と述べている。
資金手当て交渉の状況にかかわらず、同社は2018年の完工にむけて、自己資金でこの夏に建設を開始する意向で、入札準備を行っている。年内の投資額は約100億RUBとみているとのこと。
この鉄道支線は、 TEPK が開発するエレゲスト炭田をシベリア鉄道につなぐもの。同社はこの他、極東ワニノ港での年間1,500万tの石炭積み出しターミナル建設にも着手し、2月には、イタリア Bedeschi 社と設備供給及びターミナル建設(引き渡し期限2016年末)に関する契約を締結した。

(モスクワ 屋敷真理子)

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