ロシア:サハリン石炭統計
掲載日:2014年5月15日
- 現地報道によると、2014年第1四半期、サハリン州内の石炭企業による石炭生産は、前年同時期比16.7%減、64万8,700tだった。同州エネルギー・公共事業省によれば、生産減少は主に、 Sakhalinugol-2炭鉱で剥土作業が実施されていたこと、 Sbytnedra 炭鉱で技術的問題のため今のところ作業が行われていないため、としている。大手石炭生産会社の実績は、 Sakhalinugol(全4社):14万500t、 Gornyak(1社):22万9,100t、Coal Management Company(全3社):9万9,000t。
- 2014年第1四半期、アジア太平洋地域諸国への輸出は、28万700t で、昨年同時期実績の3.3倍。このうち22万2,300t は中国向け、残りは日本向けであった。輸出が好調だったのは、この冬の氷の状況が良かったことに加え、ここ数年稼働していなかったネヴェリスク海洋漁港(不凍港)から、 Gornyak-1社が生産した石炭の輸出が始まったことに起因するとのこと。各港からの出荷実績は、シャフチョールスク海洋港 :15万1,800t、ウグレゴルスク石炭港 :3万5,500t、ネヴェリスク海洋漁港:3万9,600t 、ホルムスク海洋商業港 :5万3,800t。
- 2014年第1四半期、アジア太平洋地域諸国への輸出は、28万700t で、昨年同時期実績の3.3倍。このうち22万2,300t は中国向け、残りは日本向けであった。輸出が好調だったのは、この冬の氷の状況が良かったことに加え、ここ数年稼働していなかったネヴェリスク海洋漁港(不凍港)から、 Gornyak-1社が生産した石炭の輸出が始まったことに起因するとのこと。各港からの出荷実績は、シャフチョールスク海洋港 :15万1,800t、ウグレゴルスク石炭港 :3万5,500t、ネヴェリスク海洋漁港:3万9,600t 、ホルムスク海洋商業港 :5万3,800t。
(モスクワ 屋敷真理子)
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