ロシア:極東港湾情報
掲載日:2014年5月15日
現地報道によると、ナホトカの新規石炭ターミナルについて次のように伝えている。
- ナホトカ湾のアスタフィエヴァ・ターミナルの密閉型コンベアーライン組立ての設計作業が終わり、現在サブコン選定が行われているとのこと。4月末にはコンクリート打ち込み作業が開始される見込み。コンベアーは韓国で製作されたもので、処理能力は石炭1,500t/時。コンベアーラインは、ターミナル内全体にめぐらされ、貯炭場から船積み用波止場までの石炭運搬が可能となる。
- スンマ・グループは、官民パートナーシップベースで、極東のヴォストーチヌィ港に新しい石炭ターミナルを建設する計画。傘下の Primorneftegazprom を通じて、ヴォストーチヌィ~ナホトカ輸送ジャンクション発展に関する国家プロジェクトに参入した。ターミナル建設計画についてスンマ・グループは、2011年夏に発表していたが、官民協力の形態となることは明かされていなかった。ターミナルの処理能力は当初1,800万t/年を想定していたが、現在は2,000万t/年を計画している。ターミナル建設に対する民間投資は120億RUBを超える見込みで、他方国家予算により散水設備の建設、海底浚渫工事の実施、及び鉄道インフラの建設がおこなわれることになっている。設計文書はすでに環境審査を通過し、今後国家審査を通過した後に請負業者選択のためのテンダーが行われる。このターミナル建設は、連邦特別プログラム「2010~2020年のロシア輸送システム発展」の中の小プログラム「ヴォストーチヌィ~ナホトカ輸送ジャンクション発展」に含まれている。小プログラム全体の投資額は1,484億RUB、うち連邦予算からの出資が285億RUBとなる。この中には、新しい石炭ターミナルの建設だけでなく、既存ターミナルの第3フェーズ稼働も含まれている。
- ナホトカ湾のアスタフィエヴァ・ターミナルの密閉型コンベアーライン組立ての設計作業が終わり、現在サブコン選定が行われているとのこと。4月末にはコンクリート打ち込み作業が開始される見込み。コンベアーは韓国で製作されたもので、処理能力は石炭1,500t/時。コンベアーラインは、ターミナル内全体にめぐらされ、貯炭場から船積み用波止場までの石炭運搬が可能となる。
- スンマ・グループは、官民パートナーシップベースで、極東のヴォストーチヌィ港に新しい石炭ターミナルを建設する計画。傘下の Primorneftegazprom を通じて、ヴォストーチヌィ~ナホトカ輸送ジャンクション発展に関する国家プロジェクトに参入した。ターミナル建設計画についてスンマ・グループは、2011年夏に発表していたが、官民協力の形態となることは明かされていなかった。ターミナルの処理能力は当初1,800万t/年を想定していたが、現在は2,000万t/年を計画している。ターミナル建設に対する民間投資は120億RUBを超える見込みで、他方国家予算により散水設備の建設、海底浚渫工事の実施、及び鉄道インフラの建設がおこなわれることになっている。設計文書はすでに環境審査を通過し、今後国家審査を通過した後に請負業者選択のためのテンダーが行われる。このターミナル建設は、連邦特別プログラム「2010~2020年のロシア輸送システム発展」の中の小プログラム「ヴォストーチヌィ~ナホトカ輸送ジャンクション発展」に含まれている。小プログラム全体の投資額は1,484億RUB、うち連邦予算からの出資が285億RUBとなる。この中には、新しい石炭ターミナルの建設だけでなく、既存ターミナルの第3フェーズ稼働も含まれている。
(モスクワ 屋敷真理子)
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