ロシア:ロシア炭、北朝鮮経由で韓国へ到着

掲載日:2015年1月8日

ロシア:ロシア炭、北朝鮮経由で韓国へ到着 (PDF : 145KB)

- ロシア現地報道によれば、ロシア炭が北朝鮮を経由して、韓国へ出荷された。 SUEK が出荷した石炭で、西シベリアケメロヴォ州の Leninsk-Kuznetsky-1駅から鉄道で運搬され、ロシア・北朝鮮国境のハサンを経由して、羅津港に到着。2014年11月27日に4万tを積んだ船が北朝鮮・羅津港を出港し、12月1日、韓国・浦項港に到着した。ロシアからの貨物が北朝鮮経由で韓国に搬入されたのは初めてのこと。
- ハサン~羅津港の鉄道改修は、ロシア・北朝鮮による合弁会社 RasonConTrans が実施、2013年秋に完工した。 RasonConTrans はロシア鉄道傘下商社70%、羅津港30%で設立、2013年11月に露韓首脳会談で、ロシア側シェアの一部を韓国に譲渡することで合意している。
- 羅津港では2014年7月に年間500万tまでの処理能力を持つ新ターミナルの操業を開始した。積み出し、貯炭の他、マグネットセパレーター及び選炭設備を備えている。初期段階では、石炭及びその他バルク貨物を扱うが、コンテナ積み出し(最大10万台)を含め、将来的には取扱量を増やし、扱い品目を拡大する計画である。

(モスクワ事務所 屋敷真理子)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

レポート一覧

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社から無償配布されているAdobe Readerプラグインが必要です。

ページの先頭へ