ロシア:ロシア鉄道、2015年輸送量

掲載日:2016年1月28日

ロシア:ロシア鉄道、2015年輸送量 (PDF : 112KB)

1月11日の現地報道によれば、ロシア鉄道の2015年における貨物輸送量(速報値)は前年比1%減で、12億1450万tだった。うち石炭が3億2330万t(前年比2.5%増)、コークスが1110万t(同6%減)だった。
1月12日のザバイカルスク鉄道(ロシア鉄道支社)の発表によれば、ザバイカルスク(ザバイカリエ地方)~満州里経由でのロシアから中国向け石炭の鉄道輸送量は、2015年、前年比67.5%減少し、49万4200tだった。貨物全体の輸送量は、前年比13.7%減、1160万tであり、石炭の大幅な輸送量減少が目立っている。
1月11日の極東鉄道(ロシア鉄道支社)の発表によれば、グロデコヴォ(沿海地方)~中国・綏芬河経由の貨物取扱量は770万tで前年比4.9%の増加だった。ロシアから中国への輸出は760万tで、同7.3%増、うち石炭は2.4%を占めた。またハサン(沿海地方)~北朝鮮・豆満江経由の貨物取扱量は120万tで、前年比4倍以上。ロシアから北朝鮮・羅津港向けの石炭輸送が、112万2000tで、貨物全体の94.2%を占める。輸出における割合は石炭が95.8%を占めており、94.8%が羅津港向けだった。マハリノ(沿海地方)~中国・琿春経由の貨物扱量は、114万5000tで、前年比87%の増加。うち、石炭輸出が77%だった。

(モスクワ事務所 屋敷真理子)

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