フィリピン:Alsons Consolidated Resources社 2019年上半期に石炭火力発電所(発電能力105 MW)を着工

掲載日:2018年12月27日

12月18日付けの地元報道によると、持ち株会社Alsons Consolidated Resources(ACR)社は、2019年上半期には、南部Mindanao島Zamboanga市で石炭火力発電所(発電能力105 MW)を着工、投資額は170億ペソ、商業運転は2022年1月開始予定。新発電所は関連会社が運営する。

2019年4月までに、同発電所の設計・調達・建設(EPC)企業を決定するが、候補は4社、3社は中国系、1社はシンガポール系企業。建設資金の70%はフィリピン土地銀行などからの融資で賄う。既に、電力85 MW分はZamboanga市電力協同組合への供給が決まっている。

ACR社は電力・不動産開発などに投資。電力事業では中間持ち株会社4社、発電会社4社を保有し、発電子会社は全てMindanao島にある。同社は石炭火力発電所2号機(発電能力105 MW、2019年第1四半期稼働予定)、水力発電所(発電能力15.1 MW、2021年稼働予定)の建設も進めている。


注) 1 フィリピンペソ = 2.08 日本円(2018年12月25日現在)

(石炭開発部 辻  誠)

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