アフリカ:アフリカ開発銀行総裁、国連気候変動サミットで石炭への融資終了を述べる

掲載日:2019年10月3日

9月26日付のナイロビ現地報道によると、アフリカ開発銀行のAkinwumi Adesina総裁は、国連気候変動サミットで、今後石炭プロジェクトへの融資を行わないと述べた。また、石炭は過去のもの、再生可能エネルギーは未来のもので、我々は石炭から脱却しつつあり、多くのクリーンエネルギー、再生可能エネルギーに重点を置くべきだと強く感じているとも述べた。これは、アフリカ開発銀行が、公の場で今後石炭に対する金融支援を今行わないとした初めての発言だった。

なお、アフリカ開発銀行が最後に行った石炭への融資は、2015年にセネガルで125MWの小規模石炭火力発電所に対して行った約400万ドルの融資である。

(石炭開発部 奥園 昭彦)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

レポート一覧

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社から無償配布されているAdobe Readerプラグインが必要です。

ページの先頭へ