南アフリカ: Sasol社が2030年の温室効果ガス排出削減目標を30%に引上げ
掲載日:2021年9月30日
9月22日の現地報道によると、南アフリカの大手石油化学企業であるSasol社は2050年までの温室効果ガス排出ネットゼロに加え、2030年の温室効果ガス排出削減目標を従来の10%から30%に引き上げたと発表した。
基準となる2017年温室効果ガス排出量の6,390万トンから、2030年までに4,470万トンへと排出量を削減する計画であり、同社CEOのFleetwood Grobler氏は、石炭からの移行燃料としての天然ガス、再生可能エネルギー源、エネルギー効率化プロセスの増加により目標達成を目指すと述べた。
また、2030年までに同社が自社炭鉱で生産する石炭の輸出をゼロにする可能性についても言及し、今後は新たな炭鉱開発への投資をするつもりはないと述べた。
基準となる2017年温室効果ガス排出量の6,390万トンから、2030年までに4,470万トンへと排出量を削減する計画であり、同社CEOのFleetwood Grobler氏は、石炭からの移行燃料としての天然ガス、再生可能エネルギー源、エネルギー効率化プロセスの増加により目標達成を目指すと述べた。
また、2030年までに同社が自社炭鉱で生産する石炭の輸出をゼロにする可能性についても言及し、今後は新たな炭鉱開発への投資をするつもりはないと述べた。
(石炭開発部 辻本 譲)
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