豪州:Fortescue Future Industries社、NSW州で閉鎖予定の石炭火力発電所2基におけるインフラを水素製造施設に利用するF/SをAGL社と実施へ

掲載日:2021年12月23日

12月8日付の地元メディアによると、Fortescue Future Industries(FFI)社は、NSW州Hunter Valley地域で2023年と2035年にそれぞれ閉鎖が予定されている石炭火力発電所のLiddel発電所とBayswater発電所のインフラを、再生可能エネルギーを利用した水素(グリーン水素)を製造する施設として利用することに関するF/Sを、両発電所を運営する電力大手AGL社と実施することで同社とMOUを締結したことを明らかにした。FFI社は、同計画による水素製造施設について、当電解槽の能力が当初の段階において太陽光や風力を利用することで250MWと、30千トン/年の水素製造が可能なものとなり、将来的には同社やAGLが追加的な太陽光や風力の発電、及び新たな揚水発電や蓄電池施設の建設を実施することにより、GW単位にまで増加する可能性があるとしている。

両発電所は同州における温室効果ガス(GHG)排出量の40%を占めるとされており、FFI社とAGL社による水素製造施設の計画が実現すれば、同州におけるGHG排出量を2030年までに2005年比で50%減とするという、同州政府の目標が達成されることになるとされている。

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

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