豪州:中国で豪州産石炭の輸入制限を解除することを検討か、豪中関係の緊張緩和とロシア産石炭の禁輸の動きが背景の模様

掲載日:2022年7月28日

7月14日付の豪州地元メディアによると、中国では、豪中関係が悪化したことにより2020年10月頃から豪州産石炭の輸入に制限が設けられているが、エネルギー資源の今後見通しを調査する官僚が、この輸入制限を解除するよう政府高官に提案しているとされている。

この提案が行われた背景には、豪州連邦Penny Wong外務大臣と中国政府の王毅外交部長との会談が、外務担当高官の話し合いとしては2019年以来、4年ぶりに行われたことで両国間の緊張が緩和されつつあることや、現在、中国が主な石炭調達源とするインドネシア産石炭の需要が、欧州連合や、日本などの主要7か国(G7)によるロシア産石炭の段階的禁輸で更に増加する見通しであることなどがあるとされている。また、複数の情報筋によると、これらの官僚は、2022年11月に開催される見通しの中国共産党大会を前に、2021年に起きたような燃料不足による電力供給障害が再発するのを防ぐため、エネルギー供給の増加を試みており、中国国内の企業数社は既に豪州産石炭の輸入を再開する準備を進めているとされている。

(シドニー事務所 Whatmore 康子)

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