ロシア:2022年1~9月の石炭輸出量、前年同期比9%減、1億4,770万トンに減少

掲載日:2022年12月1日

11月7日付の現地報道によれば、エネルギー省傘下Russian Energy Agency(REA)の統計に従えば、ロシアの2022年1~9月の石炭輸出量は、前年同期比9%減の1億4,770万トンだったとのこと。同庁の予測によると、ロシアの2022年の石炭生産量は前年比9.65%減の3億9,700万トンになる可能性がある。

2022年1~9月、西側諸国向け輸出は前年同時期比18.7%減の6,560万トン、東向けの輸出は5%増の8,220万トンだったが、同時期の生産量は前年同時期比1%減の3億1,520万トンとなっている。

輸出の減少は、主に火力発電所での需要が増えたこと(17.6%増)から国内需要が前年同期比7.2%増の1億2,640万トンとなったことにより一部相殺された。寒波と、8月にカザフスタンが石炭輸出を制限したためとされる。

(モスクワ事務所 屋敷 真理子)

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