豪州:出光興産、石炭事業における構造改革の一環としてQLD州Ensham一般炭炭鉱をコンソーシアム企業Sungela社に売却へ
掲載日:2023年2月16日
2月3日付のメディアによると、出光興産は同社の石炭事業における構造改革の一環として、QLD州Ensham一般炭炭鉱に85%保有する権益の全てをSungela社に売却することを明らかにした。両社は同炭鉱の売買契約を締結済みであり、取引額などについては明らかにしていない。
Sungela社は、Anglo Americanが南アフリカの石炭事業を分離独立させた会社であるThungela Resources社が75%、探鉱投資企業Mayfair Corporations Group社が12.5%、スイス拠点のヘッジファンド企業Audley Capital社の子会社であるAudley Energy社が12.5%の権益を保有するコンソーシアム企業である。
出光興産が進める構造改革は、同社の化石燃料資産の圧縮や既存事業の収益最大化を行うことにより資本を効率化することが狙いであるとし、この改革においては同炭鉱の売却のほか、QLD州で操業するBoggabri炭鉱において日本を中心とする顧客に石炭の安定供給を行うことで収益最大化を図ることや、炭鉱跡地を利用した再生可能エネルギーの開発、石炭採掘技術を活かしたレアメタルの開発を主に行うとしている。
Sungela社は、Anglo Americanが南アフリカの石炭事業を分離独立させた会社であるThungela Resources社が75%、探鉱投資企業Mayfair Corporations Group社が12.5%、スイス拠点のヘッジファンド企業Audley Capital社の子会社であるAudley Energy社が12.5%の権益を保有するコンソーシアム企業である。
出光興産が進める構造改革は、同社の化石燃料資産の圧縮や既存事業の収益最大化を行うことにより資本を効率化することが狙いであるとし、この改革においては同炭鉱の売却のほか、QLD州で操業するBoggabri炭鉱において日本を中心とする顧客に石炭の安定供給を行うことで収益最大化を図ることや、炭鉱跡地を利用した再生可能エネルギーの開発、石炭採掘技術を活かしたレアメタルの開発を主に行うとしている。
(シドニー事務所 Whatmore 康子)
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