中国:2023年度、モンゴルからの石炭輸入量が急増
掲載日:2023年9月29日
9月8日付の地元メディアによると、中国の8月のモンゴル炭の輸入量は、前月比20.5%増の715万トンと3か月連続で増加し、うち、原料炭は、前月比34%増の583万トンと同国の原料炭輸入量全体の64%を占めており、国別では最も多かった。
また、2023年1月~8月までのモンゴル炭の輸入量は4,232万トンと前年同時期の1,433万トンより約3倍に急増した。これは、同国での厳格なゼロコロナ政策によって制限されていたモンゴルとの国境貿易の制限解除と、同国の海外炭の需要増を背景にモンゴルの石炭会社が競って石炭生産を拡大しているためである。
なお、8月には、Tavan Tolgoi炭鉱におけるモンゴル初の鉄道スマート無人化高速ローディングシステムが導入され、モンゴルからの輸送能力はさらに向上し、輸入量は増加すると予測される。
また、2023年1月~8月までのモンゴル炭の輸入量は4,232万トンと前年同時期の1,433万トンより約3倍に急増した。これは、同国での厳格なゼロコロナ政策によって制限されていたモンゴルとの国境貿易の制限解除と、同国の海外炭の需要増を背景にモンゴルの石炭会社が競って石炭生産を拡大しているためである。
なお、8月には、Tavan Tolgoi炭鉱におけるモンゴル初の鉄道スマート無人化高速ローディングシステムが導入され、モンゴルからの輸送能力はさらに向上し、輸入量は増加すると予測される。
(石炭開発部 高山 英子)
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