コロンビア:国家鉱業庁長官「金・ケイ素・銅・原料炭が政府の鉱業開発の中心」
掲載日:2024年3月22日
3月3日付地元メディアによると、国家鉱業庁(ANM)のÁlvaro Pardo長官は、公営鉱業会社Ecomineralesの創設は、民間企業との競争を促すため、投資家にとっては利益になると伝えた。また同氏は、戦略的鉱業エリアに選ばれるための選考ラウンドに進む可能性のある鉱区がすでに464区画あると付け加えた。以下、同氏へのインタビューから抜粋。
Q:Ecominerales創設の目的は?
A:鉱業分野で抱えている主な問題を解決することを目的とした会社を設立することであり、3つの役割を持つ:1)鉱物の販売、2)鉱業の合法化のサポート、3)国にとって戦略的な鉱物の探査と開発。
Q:同社が販売を行うのはなぜか
A:問題は、小規模な鉱業労働者が金を採掘し、それを合法組織に販売するだけでなく、非合法組織にも販売していることである。そのため鉱業の合法化と公営鉱業会社の設立を同時に進めることが重要になる。
Q:民間への影響は?
A:民間の販売会社を倒産させることも、国有化することも考えておらず、一緒に市場に参加する考えである。私たちは、公営鉱業会社も民間企業と共に生き残ることができると思う。競争はコストを削減しリソースを最適化する資本主義の基礎だ。民間のビジネスを奪うつもりはない。
Q:公営鉱業会社が扱う対象鉱物として、どの鉱物について評価が行われているのか
A:コークス製造のための原料炭も検討している。公営鉱業会社も民間企業も平等な条件で参加できる鉱区がある。コロンビアで鉄鋼を供給するための新しい製鉄所の建設に取り組む予定であり、コークス企業と対話している。
銅はエネルギー転換に必要な鉱物で、国内には銅の埋蔵量があり、その区画を確保し、客観的な入札プロセスを通じて企業に配分する。競争力のある価格で地元市場に供給することを優先し、余剰分は輸出されることになる。
Q:鉱業区画としていくつのエリアが確保されているのか?
A:すでに約464区画が確保されており、地質調査を通じて戦略的鉱業エリアとして宣言できる可能性があるかどうかを判断し、その結果により入札にかける計画である。
Q:Ecominerales創設の目的は?
A:鉱業分野で抱えている主な問題を解決することを目的とした会社を設立することであり、3つの役割を持つ:1)鉱物の販売、2)鉱業の合法化のサポート、3)国にとって戦略的な鉱物の探査と開発。
Q:同社が販売を行うのはなぜか
A:問題は、小規模な鉱業労働者が金を採掘し、それを合法組織に販売するだけでなく、非合法組織にも販売していることである。そのため鉱業の合法化と公営鉱業会社の設立を同時に進めることが重要になる。
Q:民間への影響は?
A:民間の販売会社を倒産させることも、国有化することも考えておらず、一緒に市場に参加する考えである。私たちは、公営鉱業会社も民間企業と共に生き残ることができると思う。競争はコストを削減しリソースを最適化する資本主義の基礎だ。民間のビジネスを奪うつもりはない。
Q:公営鉱業会社が扱う対象鉱物として、どの鉱物について評価が行われているのか
A:コークス製造のための原料炭も検討している。公営鉱業会社も民間企業も平等な条件で参加できる鉱区がある。コロンビアで鉄鋼を供給するための新しい製鉄所の建設に取り組む予定であり、コークス企業と対話している。
銅はエネルギー転換に必要な鉱物で、国内には銅の埋蔵量があり、その区画を確保し、客観的な入札プロセスを通じて企業に配分する。競争力のある価格で地元市場に供給することを優先し、余剰分は輸出されることになる。
Q:鉱業区画としていくつのエリアが確保されているのか?
A:すでに約464区画が確保されており、地質調査を通じて戦略的鉱業エリアとして宣言できる可能性があるかどうかを判断し、その結果により入札にかける計画である。
(リマ事務所 初谷 和則)
おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。