ロシア:サハリン州、2013年1~9月の石炭生産縮小、輸出増加
掲載日:2013年11月28日
ロシア:サハリン州、2013年1~9月の石炭生産縮小、輸出増加 (PDF : 124KB)
サハリン州燃料エネルギー産業及び住宅公共事業省の発表によれば、今年1~9月の石炭生産量は昨年同時期比5%縮小し、290万t強だった。ユジノ・サハリンスク市の熱併給発電所のガス化に伴い、石炭需要が縮小したこと、 Sakhalinugol 社が今年サハリン中央部で年間20万tを生産していた坑道のひとつを閉鎖したことが影響したとのこと。サハリン州外への出荷は2013年の9か月間で180万t強(前年同時期実績は150万t強)で、そのほとんどが輸出されており、輸出量は前年同時期比17%の増加となった。海外市場での石炭価格は下がり、国内市場の方が高いほどであるが、近隣地域においてサハリン炭の需要がないとしている。
当初予定では10月に向けて石炭輸出200万tに達する予定であったが、台風等により達成せず、倉庫にかなりの石炭が滞留している状態。
2013年のサハリン州における石炭生産予定は430万t、うち約300万tがサハリン州外に出荷され、そのほとんどがアジア太平洋諸国向けの輸出となる計画。
当初予定では10月に向けて石炭輸出200万tに達する予定であったが、台風等により達成せず、倉庫にかなりの石炭が滞留している状態。
2013年のサハリン州における石炭生産予定は430万t、うち約300万tがサハリン州外に出荷され、そのほとんどがアジア太平洋諸国向けの輸出となる計画。
(モスクワ 屋敷真理子)
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